2025年の夏、リバプールは大幅に戦力を変えた。ルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェスが去った前線には、ウーゴ・エキティケやアレクサンデル・イサク、そしてドイツ代表の未来、フロリアン・ヴィルツを迎え入れた。
シーズン序盤戦こそプレミアリーグ特有の速さや強さにボールロストするシーンも目立った元バイエル・レバークーゼンMFだが、徐々に適応。最近の試合では判断も早くなり、相手のプレッシングにも対応し、類稀なるテクニックも相まって、ほとんどボールを失うことはなくなった。
エキティケとは特に抜群のコンビネーションを見せている22歳の攻撃的ミッドフィルダーだが、シーズン前半は高額な移籍金もあって叩かれていた。元リバプールMFジャーメイン・ペナントは同選手の能力を疑ったことはなく、すでに支払った移籍金に釣り合うだけのパフォーマンスを披露していると語った。
「我々はフロリアン・ヴィルツに関するあらゆる見出しやコメントを目にしてきた。」
「 “ノーゴール、007、なんて金の無駄遣いだ” といった内容だ。」
「私は彼を支持していたし、ピッチ上での彼のプレーを見ていればそれは明らかだった。ただ、当時のチームの状態が本当によくなかっただけ。彼が作り出したチャンスを、チームが決めきれていなかった。」
「今や彼はプレミアリーグに適応しており、私の目には、その移籍金は価値のある投資だったと映っている。現在の彼は、プレミアリーグのその役割において、最高の一人であるように見える。」
レバークーゼン時代には二桁得点とアシストを記録してきただけに、イングランドでも当然同じレベルの数字を狙える。前半戦こそ振るわなかったが、ここに来て数字は伸びてきており、ニューカッスル・ユナイテッド戦では1ゴール1アシストを挙げた。
トップ下だけではなく、左ウインガーとしても起用される中で、着実にチームの中心人物に成長している。モハメド・サラーやフィルジル・ファンダイクらユルゲン・クロップ政権の象徴的な選手たちの年齢が高まる中、新たな時代を担う選手として期待が寄せられている。
はたして、ヴィルツはこのままアンフィールドのレジェンドに向かって、走り続けられるのだろうか…?
