リバプールとの契約を延長せずに、子供の頃から育ったクラブを後にして、レアル・マドリードへと旅立ったトレント・アレクサンダー=アーノルド。裏切りと惜別の情が入り混じっていたアンフィールドの日々を懐かしむほどの苦境に立たされている。
スペインの首都では度重なる怪我に呪われ、先発出場はわずか。33歳となったダニ・カルバハルの正統な後継者として期待されたものの、ピッチに立てない日々を過ごしており、アンフィールドで見せていたパフォーマンスは影を潜めている。
レアル・マドリードというクラブは、結果を出せない者に対して世界で最も容赦がない。守備の強度が疑問視される中で、攻撃面でも期待された数字を残せていない現状は、”高給取りの負傷者” という厳しい評価も聞かれる。
英『TEAMtalk』が独占的に報じたところによれば、マンチェスター・シティがこのイングランド代表サイドバックの動向を熱烈に追い始めている。さらにバイエルン・ミュンヘンもその列に加わっており、欧州のメガクラブによる争奪戦が再燃する気配を見せているようだ。
しかし、リバプールのファンにとって最も衝撃的なのは、彼がふたたびプレミアリーグの土を踏む可能性ではなく、その行き先が自分たちの最大のライバルになるかもしれないという現実。リバプールを自由移籍に近い形で去った際のしこりは、今もなおファンの心に深い傷跡を残しており、もしもシティのユニフォームを着ることになれば、決定的な決別へと変わる。
リバプールの内部関係者は同紙に対して、トレントは現在、クラブ内で話題にすら上がっていないと断言しているそうで、アンフィールド帰還はなさそうだ。
コナー・ブラッドリーやジェレミー・フリンポン、ジョー・ゴメスら右サイドバックができるディフェンダーが立て続けに負傷している現実は眼も当てられない。中でもブラッドリーは長期離脱が確定しており、この冬には右サイドバック確保に動いていた。
とはいえ、そこのリストにイングランド代表DFが載ることはない。アルネ・スロットとともに、新たな時代に歩みを進めたリバプールにとって、トレント以外に有望な若手選手に視線を送っているのが現状だ…
