レアル・マドリードに旅立ったトレント・アレクサンダー=アーノルドの後釜として、リバプールの右サイドバックとして期待を一身に背負っていたコナー・ブラッドリーが、膝の靱帯と骨を損傷するという最悪の事態に見舞われた。
復帰まで一年以上を要し、最悪のシナリオでは2027年までピッチに立てないという衝撃的なニュースに見舞われている。ジェレミー・フリンポンも負傷離脱を繰り返す中、右サイドの空白を埋め、かつ最終ライン全体の強度を底上げできる唯一無二の存在として、スペインで活躍するフランス代表のディフェンダーの名前が浮上した。
スペインメディア『Fichajes』が伝える内部情報によれば、バルセロナは財政的な困窮から、ジュール・クンデの売却を真剣に検討し始めており、右サイドバックだけでなく、センターバックとしてもプレー可能な同選手をリストアップしたようだ。
かつては不可侵な存在だった27歳DFも、クラブが抱える巨額の債務を解消するための資産として扱われている。リバプールはこの好機を逃さず、すでに代理人との接触を開始。クンデがアンフィールドに降り立てば、右サイドの守備強度は劇的に向上し、同時に攻撃時のビルドアップにも新たなリズムが生まれる。
戦術的な観点から見れば、フランス人DFの加入はアルネ・スロット監督にとってこれ以上ない福音となる。現在のリバプールは、右サイドバックが高い位置を取ることで攻撃に厚みを持たせるスタイルを維持しているが、その裏に広がる広大なスペースの管理が常にリスクとなっていた。
サイドバックとして攻撃に参加するセンスを持ち合わせているだけでなく、本職のセンターバックとして培った危機察知能力で、カウンターの芽を迅速に摘み取る。この機動力と守備スキルの融合は、プレミアリーグの高速化したトランジションにおいて、チームに計り知れない安定感をもたらす。
とはいえ、リバプールが獲得に乗り出す可能性はほぼないだろう。今年中に28歳になる年齢に加えて、プレミアリーグ未経験な部分は未知数すぎる。であれば、この冬の移籍市場で獲得を狙っていたオランダ人DFルシャレル・ヘールトロイダの方が、スロット監督も選手を理解しているため、候補者リストでは上位に位置するはず。
ブラッドリーはこれまでも負傷が多く、ジョー・ゴメスはオランダ人指揮官の信頼を得ているとは言い難い中、フリンポンも適正ポジションはウィングバックかウィンガーである事実も踏まえると、新たなサイドバックが加入しても不思議はない。
はたして、リバプールはバルセロナから実績十分なディフェンダーを獲得する未来はあるのだろうか…?
