アルネ・スロット体制下でより洗練されたポゼッションフットボールを展開するリバプールにおいて、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターは周囲に合わせたポジショニングに長け、守備と攻撃のリンクマンとして機能している。
今シーズンはコンディション不良から出遅れ、そのプレーぶりを懸念する声も聞こえた。しかし、プレミアリーグでも経験豊富な27歳のミッドフィルダーは徐々にパフォーマンスのレベルを上げ、最近はほとんどの試合で先発出場を続けている。
ただし、マック・アリスターにはレアル・マドリード行きの噂など移籍にまつわる報道が出回っている。そして、それはスペイン勢だけではなく、イングランドの宿敵とも言えるクラブが争奪戦に参戦した。
イギリス紙『The Mirror』 の独占記事によると、マンチェスター・ユナイテッドは27歳のアルゼンチン人MF獲得に並々ならぬ関心を示しており、契約状況を逐一精査しているという。
また、同選手の父であり代理人も務めるカルロス・マック・アリスターは中東メディア『Win Win』とのインタビューで、現時点で息子はリバプールのことしか考えていないと前置きしつつも、クラブ側からの契約更新のオファーを待ち続けている現状を包み隠さず告白したことで移籍の話題が加速している。
カルロス・マック・アリスターの言葉には、代理人としてもリバプール上層部に対する静かな圧力が含まれる。クラブが今後どのような計画を描いているのかを確認したいと述べ、もし提示される条件が納得のいくものでなければ、他のリーグへの挑戦も排除しない構えを見せた格好だ。
一方で、移籍市場の動向に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は、現時点でマンチェスター・ユナイテッドと選手側に具体的な合意や接触があるわけではないと指摘し、沈静化を図っている。契約満了まで残り2年という時期を迎えようとしているマック・アリスターにとって、別のメガクラブに移れる最後の機会とも言えるだけに、未来を熟考するのも理解できる。
トレント・アレクサンダー=アーノルドをフリーで手放し、イブラヒマ・コナテとの契約更新に向けた交渉も停滞しており、リバプールは明らかに新契約締結の業務に苦手意識を持っているが、これまでの失態からドミニク・ソボスライら契約満了が2年以内に迫る選手たちとの交渉を早めている印象を受ける。
リバプールやアルネ・スロット監督にとって、絶対に欠かせない稀有な選手なだけに、是が非でも契約更新を実現したいが、はたして…?
