ユルゲン・クロップ前監督がその多才さに惚れ込み、マンチェスター・ユナイテッドとの争奪戦を制して、PSVアイントホーフェンからマージーサイドへ呼び寄せた万能型のアタッカー、オランダ代表FWコーディ・ガクポ。
クロップ政権ではセンターフォワードや時には中盤もこなしたが、アルネ・スロット新体制では左ウイングに固定。昨シーズンにはコロンビア代表FWルイス・ディアスがセンターフォワードを務め、ガクポは左のウイングに固定され続けた。
今シーズンもスロット監督の信頼度は高く、ディアスも退団したことで絶対的レギュラーに定着。しかし、調子は決して上がっていない。左サイドバックのミロシュ・ケルケズとのコンビネーションも効果的と言い切れず、35試合で7ゴール4アシストは期待値を下回っている。
17歳FWリオ・ングモハや元イタリア代表FWフェデリコ・キエーザを使うべきとの声も多いが、オランダ人指揮官の信頼は揺るがない。SNSではスロット監督の息子と揶揄されるほどに、スタメン出場を続けるにはほど遠いパフォーマンスが続いている。
海外メディア『Football Insider』が独占的に報じた内容によると、リバプールは新たな左ウィンガーを確保でき、適切な条件が提示されればコーディ・ガクポの売却に応じる方針を固めたようだ。ガクポの市場価値を最大限に評価している今こそが、再投資のための資金を確保する最良のタイミングなのかもしれない。
一方、2030年6月まで契約を残しており、選手自身もアンフィールドで満足していることから残留にも前向きであるとも伝えており、選手自らが移籍を志願することはなさそうだ。
193cmの長身で、左ウイングから切り込んでのシュートやクロスを得意とするオランダ人ウィンガーだが、ボールを保持する時間が長く、チームの攻撃が停滞することもしばしば。33歳のモハメド・サラーのパフォーマンスが落ちるのは想定済みだが、まだ26歳のガクポにはもっと得点に絡んで欲しいのが本音。
ブラッドリー・バルコラやヤン・ディオマンデなどより純粋なウィングとしての機能、あるいは圧倒的なスピードを武器にするストライカーの確保を狙っているとの報道も出回っており、今年の夏には両ウイングの刷新に踏み切る可能性も否定できない。
オランダ人フォワードに対して、バイエルン・ミュンヘンからの関心が噂されている。事実、ルイス・ディアスを確保したドイツ王者だが、その時のリストにはガクポも含まれていたとされ、バイエルンが同選手を好んでいることは間違いなさそうだ。
はたして、リバプールはガクポを現金化して、それを別のウィンガー獲得のために費やすことになるのだろうか…?
