アルネ・スロット体制下で新たな戦術に移行中のリバプールは、さらなる高みを目指すべく、若き才能の確保に余念がない。守備陣の再編という重要な局面において、ひとりの若者の名前がスカウティングリストの最上位に浮上している。
絶対的な柱であるフィルジル・ファンダイクを中心に、イブラヒマ・コナテが脇を固める強固な守備ブロックを形成しているものの、今シーズンはわずかなミスから失点が増えており、ファンダイクの年齢やコナテの契約問題も課題として迫っている。
オランダ代表の主将は来季も残留するにしても、コナテやジョー・ゴメスの去就はいまだに不透明。過密日程が続くプレミアリーグやチャンピオンズリーグを戦い抜くためには、質の高いバックアップと将来的な世代交代を見据えた補強が不可欠となる。
海外メディア『Sports Boom』が報じたところによれば、リバプールはRCランスに所属する21歳DFサムソン・ベイドゥーの獲得に強い関心を示しているようだ。他にも、マンチェスター・シティも争奪戦に加わっており、欧州トップクラブによる熾烈なレースが展開されている。
圧倒的なフィジカル能力と冷静な判断力が魅力で、190センチ近い身長を活かした空中戦の強さはもちろん、相手アタッカーの動きを先読みして攻撃の芽を摘み取るセンスは、同年代のディフェンダーの中でも群を抜いている。
さらに、現代のセンターバックに求められる高い足元の技術も兼ね備えており、最後方からの正確なフィードで攻撃の起点となることができる。プレミアリーグの強度にも即座に適応できるレベルに達しており、即戦力としての期待も大きい。
マンチェスター・シティとの競合に打ち勝ち、ベイドゥーをアンフィールドに招き入れることは、戦力強化という側面だけでなく、ライバルを抑え込むという戦略的な意図も含まれる。
とはいえ、昨夏の移籍市場においてRCランスに加わったばかりで、複数のクラブが関心を示す現状を踏まえれば、それ相当の移籍金を覚悟する必要があり、20歳DFジェレミー・ジャケを獲得している背景を考えると、投資するかどうか微妙ラインとも言える。
はたして、21歳のオーストリア代表ディフェンダーは、アンフィールドの地に降り立つのか、シティのユニフォームに袖を通すのか、はたまたフランスで成長を続ける選択をするのだろうか…?
