アルネ・スロット率いるリバプールは、フロリアン・ヴィルツを昨夏に迎え入れ、ドミニク・ソボスライやアレクシス・マック・アリスター、ライアン・フラーフェンベルフら既存戦力とともに、プレミアリーグでも屈指の中盤を築いている。
今シーズンはオランダ人指揮官の戦術が浸透しきれず、新戦力も定着まで時間がかかってしまったこともあって、首位争いからは早々に離脱しつつも、徐々に調子を上げており、チャンピオンズリーグ出場権を争っている。
しかし、激しいインテンシティが求められる上位陣との対戦において、中盤の底でゲームをコントロールしつつ、守備の強度を維持するためのバランス調整するため、また長く過酷なシーズンを乗り越えるためにも、リバプールは新たなミッドフィルダーに熱視線を送っている。
海外メディア『TEAMtalk』が報じた内容によれば、リバプールはパリ・サンジェルマンの若き司令塔、ポルトガル代表MFジョアン・ネヴィスに対して強い関心を抱いており、具体的なオファーの準備を進めているようだ。
クラブのスカウト陣は今シーズンのチャンピオンズリーグにおいて、ニューカッスル・ユナイテッド戦やASモナコ戦といった重要な一戦でピッチに立つ21歳MFを現地で視察し、そのパフォーマンスを徹底的に分析した。
まだ20代前半にも関わらず、そのプレースタイルは成熟している。小柄な体躯を逆手に取った重心の低いドリブルと、相手のプレスを無力化する卓越したターン技術は、現代のトップレベルのアンカーに求められる最高水準の資質を備えている。
守備面においても、ピッチ上の危険なエリアを瞬時に察知するインテリジェンスと、泥臭いボール奪取を厭わない献身性を兼ね備えており、そのプレーぶりはまさに中盤のコンダクターと呼ぶにふさわしい。チーム全体のパス回しにリズムが生まれ、攻撃のスイッチが入る瞬間が明確になる。
しかし、この世紀の移籍を成立させるための道のりは決して平坦ではない。パリ・サンジェルマン側は、今夏に彼を手放す計画は一切持ち合わせていない。ルイス・エンリケ監督にとっても、代えの利かない不可欠な存在であり、いかなる売却の打診にも断固反対する構えを見せている。
同メディアの指摘によれば、1億5000万から1億6000万ユーロという、天文学的な金額のオファーが提示された場合、PSGの財政戦略に変化が生じる可能性があるというが、アンフィールドのクラブがその金額を提示するわけもなく、あくまで噂に留まりそうだ。
リバプールではレギュラーの座を求めるカーティス・ジョーンズに退団の可能性が出ており、遠藤航も今季限りでアンフィールドを離れるかもしれず、もしも両選手が退団してしまった場合には、中盤の戦力強化は避けられない。
他にもクリスタル・パレスMFアダム・ウォートンを筆頭に、いろんな選手への関心が報じられるリバプールだが、来季はどのような中盤の構成でシーズンに臨むのだろうか…?
