ジョーダン・ヘンダーソンらチームを引っ張り続けたミッドフィルダー陣がベテランになり、ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンらが退団予定。さらには、ジェームズ・ミルナーもチームを去る可能性があり、リバプールは新たな中盤の選手探しに躍起だ。
メイソン・マウントやコナー・ギャラガー(ともにチェルシー)、モイセス・カイセドやアレクシス・マック・アリスター(ともにブライトン)に加えて、バイエルン・ミュンヘンでプレー時間を確保できていないオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフらが候補リストにいる。
スカウティングに余念がないリバプールだが、ユルゲン・クロップ監督はニースに所属するフランス代表MFケフレン・テュラムを課題解決に向けた最高のアンサーとして認識しており、同選手の獲得を狙っていると、英『The Independent』のミゲル・デラニー記者が主張している。
元フランス代表DFリリアン・テュラムを父に持つ22歳ミッドフィルダーは、今季リーグ・アンで32試合に出場。2ゴール4アシストを記録しており、同クラブのレギュラーに定着。2023年3月にはタレントひしめくフランス代表にも初選出された。
1.92cmと恵まれた体格に加えて、ピッチを縦横無尽に走り回れる運動量豊富な元モナコMF。激しいディフェンスも厭わず、前線に上がるダイナミックなプレースタイルは、ジョルジニオ・ワイナルドゥム退団以来、リバプールに失われた要素を埋められる選手と言っても過言ではない。
ただし、刻一刻と状況は変わっている。前述した5名の選手以外にも数多くのミッドフィルダーの名前が報じられており、所属クラブの要求する金額次第では、最優先ターゲットが入れ替わる可能性も十分あり得る。
はたして、リバプールは今夏の移籍マーケットでどのような選手を獲得するのか…そして、その中にケフレン・テュラムも含まれるのだろうか…?