昨シーズンの好調ぶりからの反動か、プレミアリーグ開幕戦からエンジンがかかるようでかからないリバプール。ボーンマスやマンチェスター・ユナイテッドらに大量得点で勝利したかと思えば、残留争いを繰り広げるチームに簡単に負けるなど、好不調の波が激しいシーズンを過ごす。
そんな苦しい状況でも、最後尾からチームを支える守護神アリソン・ベッカー。パフォーマンス低下に伴い、批判される同僚も多いシーズンでも、安定したシュートストップやポジショニング、前線への正確なフィードと、彼がいなければもっと黒星を重ねていたことだろう。
ASローマから移籍して以来、世界でもトップクラスのプレーぶりを維持するブラジル代表GKは、チームを率いるユルゲン・クロップ監督への信頼を口にしており、怪我人が戻ってきたからこそ、勝ち点を積み重ねないといけないと主張した。
「彼(クロップ)が一緒にいることは、重要なことだ。」
「僕らは彼を信頼している。クラブは彼を信頼しているし、チームが困難な状況を脱するためには、それが必要なのだ。だから、彼のために、サポーターのために、みんなのために、自分のために、家族のために、残りのシーズンで目標を達成するために戦うつもりだ。」
「チャンピオンズリーグについて話す必要はないと思う。もちろん、それは大きな目標だが、まずは自分たちのパフォーマンスを考え、向上させなければならない。」
「チアゴ・アルカンタラ、カーティス・ジョーンズ、ルイス・ディアスの3人がここ数週間で復帰し、チームに力と強さ、そして多くのクオリティを与えてくれたことは大きかった。だからこそ、試合ごとにパフォーマンスを向上させ、勝ち点を獲得し、勝利という軌道に戻ることに集中しなければならない。」
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