元カメルーンDFジョエル・マティプやオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクともに今年中に32歳になり、キャリアの全盛期を超えた印象は否めない。ジョー・ゴメスも成長が止まっており、毎試合のように好パフォーマンスを見せ続けるフランス代表DFイブラヒマ・コナテの相棒を探さなければならない。
ミッドフィルダー獲得に大半の予算を投じる予定のリバプールだけに、今夏の移籍市場でディフェンダーに大金を費やすことは困難。しかし、マティプには退団の噂が飛び交い、5番手のナサニエル・フィリップスもチームを去る公算が大きく、最低でも1枚は加えたい。
フランクフルトとの契約が満了する元フランスU-21代表DFエヴァン・エンディカを筆頭に、若きセンターバックへの関心が噂されるリバプールだが、19歳ながらもアタランタでレギュラーを張るイタリア代表DFジョルジオ・スカルビーニも候補のひとりになっていると、イタリア紙『Calciomercato』が伝えた。
昨シーズンの後半戦から徐々にスタメンの座を掴み始めた若き逸材は、今季もセリエAで22試合をスタメンで出場。イタリア代表にも招集されており、すでに4試合でピッチに立っている。プレミアリーグへの憧れも口にしており、選手側はイングランドでのプレーも問題なさそうだ。
「僕にとって、このリーグはインテンシティの点で最高のリーグだ。自分のキャリアの中で一度、いつになるかわからないが、あそこでプレーしてみたいと思っている。」
ただし、リバプール以外にもインテル・ミラノやアトレティコ・マドリード、ユベントス、バイエルン・ミュンヘンらも獲得を狙うクラブとして報じられており、争奪戦は激しさを増すばかり。
2027年まで所属クラブと契約を結ぶイタリア代表の次世代を担うセンターバックは、今年の夏にステップアップを果たすのだろうか…?