チェルシーやアーセナルに引き分け、リーズ・ユナイテッドやノッティンガム・フォレスト、ウェストハム・ユナイテッド相手に3連勝を飾ったリバプールは、4連勝を目指して、アンフィールドにトッテナム・ホットスパーを迎えた。
予想外にも前半15分までに3ゴールを奪ったホームチームがさらに得点を重ねて、大量ゴールで快勝するかに思えた。しかし、うまく修正したアウェイチームに前半途中から苦戦し、後半も終始相手のペース。ディフェンダーやキーパーの好セーブ、ポストに助けられた。
それでも、アディショナルタイムまで2ゴールを許したものの、リードを保っていたリバプールだが、92分にまさかの同点弾を奪われる。勝ち点を分け合って終了かに思えたが、直後に好調ディオゴ・ジョッタが土壇場で勝ち越しゴールをねじ込み、勝ち点 “3” を手にした。
この試合で途中から出場したポルトガル代表フォワードは、最後の最後まで諦めずに、相手のバックパスを掻っ攫い、左足でゴール隅に沈めた勝ち越し弾を振り返り、人生でかけがえのない経験になったと喜びを表現している。
「普段からあのロングボールを使っているんだから、信じて突っ込め、とロバートソンに言われたことを覚えているけど、すでに良い兆候だと感じれていた。」
「僕たちはそれを実行した。セカンドボールを奪って、それを弾き返し、また後ろでプレーして、そのパスをインターセプトして勝ち越しゴールを決めることができた。すごいことだよ。」
「インターセプトできると確信した瞬間が鍵だったと思う。相手のディフェンダーがボールをバックパスしてくるかもしれないと思ったとき、僕は背後から走り始めたんだ。」
「最初のシーズンには、後半に何度か勝ち越し点を決めたが、観客がいなかったので、みんなが “これが満員だったら、その感覚を見た方がいい” と言っていたね。」
「今夜はそれを感じることができたし、一生忘れられない特別なものになった。」
「最終的には、誰もがハッピーになり、誰もがこの試合を思い出すだろう。」
「土壇場で勝ち越しを決めるのはいつも素晴らしい気分だし、サポーターの前ではなおさらだ。」
LFCTV
今シーズンは怪我によって、長期間の離脱を余儀なくされた同選手。カタールW杯も参加できずに、リバプールでリハビリに集中し、2月頭のマージーサイドダービーで復帰。徐々にコンディションを整えると、トッテナム戦を含め、直近4試合で5ゴールと爆発中。
約1年近く、プレミアリーグでの得点から遠ざかっていたポルトガル代表FWだが、ここに来て、ゴール前での精度を高めている。シーズン終盤戦での追い込みに向けて、欠かせない選手が調子を取り戻したことは、リバプールにとって超が付くほどの朗報だ…