セネガル代表FWサディオ・マネがチームを去り、その代役として白羽の矢が立ったのが、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス。昨シーズンには、ベンフィカで41試合34ゴールを奪った若きストライカーはクラブ史上最高額の移籍金もあり、大きな期待をかけられたものの、金額に見合った活躍を見せられていない。
決定機を迎えていないわけではないが、ゴールキーパーとの1対1を決められないことも多く、42 試合15得点に留まっている。チャンスを沈めていれば勝てた試合も少なくなく、均衡した場面でのゴール前での弱さには批判も集まっている。
また、センターフォワードで起用された試合では不器用さを露呈し、味方へのパスも正確ではないシーンも散見される。現状だと、左ウイングで相手ディフェンスの裏を駆け抜けることが最大の強みとなっている。
現役時代には、リバプールでは369試合183ゴールを挙げ、サポーターからは「ゴッド」の愛称で親しまれた元イングランド代表FWロビー・ファウラーは同選手の成長に期待しつつも、アンフィールドで求められるレベルに達することができるかどうかは自信がないようだ。
「前にも言った通り、今までの彼は無駄が多かった。彼は器用な選手になるし、チャンスをものにするようになるだろう。そして、ゴールも決めるはずだ。」
「しかし、リバプールのファンが思うようなレベルまで、彼がゴールを決められるか?それを見ることができるか確信はないよ。」
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サイドバックやセンターバックと振り切れる脅威的なスピードを武器に、チャンスに顔を出すものの、その後のパスやドリブルが拙く、ゴールに繋がらないことも。
周囲との連携や強靭なセンターバックとのフィジカル勝負など改善すべき点が多く、現時点ではモハメド・サラーやサディオ・マネに並ぶストライカーに成長する可能性があまり見出せない。
それでも、これまでのキャリアにおいて、2シーズン目には爆発してきたウルグアイ代表フォワードだけに、来シーズンの大ブレイクに期待を寄せたいところ…