PSVアイントホーフェンのアカデミーで育ち、キャプテンまで務めたオランダ代表FWコーディ・ガクポは、初めての海外チャレンジとして選んだのがリバプール。新天地では、センターフォワードにコンバートされ、新たなポジションに苦戦しながらも、試合ごとに成長を見せている。
オランダ代表の常連でもあり、カタールW杯でもスタメンとして出場。グループステージでは3試合連続でゴールを決めるなど活躍した。リバプールには同国代表の先輩DFフィルジル・ファンダイクが所属しており、様々な面で助けてくれる兄貴的な存在で、慕っていると気持ちを明かした。
「彼は僕を助けてくれ、導いてくれている。まだ彼にも言っていないと思うけど、本当に感謝しているんだ。」
「僕にとって兄貴のような存在。ピッチの外でも、ピッチの中でも、あらゆる面で助けてくれる。本当に感謝している。」
「一緒に本当に良い瞬間を過ごせることを願っているよ。」
LFC公式サイト
ダルウィン・ヌニェスらとは異なり、入団のタイミングから英語が堪能で、監督や選手たちともコミュニケーションが取れている。とはいえ、新たな国で、新たなクラブと環境になれるためには、同郷の先輩のサポートが欠かせなかったようだ。
シーズン途中の加入ながらも、ポテンシャルの高さを見せ付けており、プレシーズンから参加できる来季はさらなる飛躍が期待できる。周囲との連携も問題なく、ロベルト・フィルミーノの後継者としても期待は大きい。
推進力のあるドリブルで前線にボールを運び、巧みなターンやタッチでマークも交わせる。モハメド・サラーやディオゴ・ジョッタ、ルイス・ディアスらウィンガー陣との連携さえ深まれば、アシスト数のみならず、自身のゴール数も増えていくはず。
ユルゲン・クロップ監督の第2次政権において、中心となるストライカーに変貌できるのだろうか…?