マンチェスター・シティとの契約満了をもって、2015年にフリートランスファーでリバプールに加入した元イングランド代表MFジェームズ・ミルナー。アストン・ヴィラやニューカッスルなどでも活躍してきたベテランMFは、アンフィールドでも欠かせない選手として観客を沸かせた。
アンディ・ロバートソンが加わるまでは、左サイドバックのレギュラーとしてプレー。今シーズンはトレント・アレクサンダー=アーノルドの控えとして、右サイドバックで起用。本職の中盤以外でも安定的なパフォーマンスを残せるだけに、クロップ監督にとって貴重なオプションでもあった。
近年は試合終盤での投入が増えており、プレー時間は年々減少。副キャプテンとしても精神面でチームを引っ張った同選手だが、今シーズン限りでリバプール退団を決意し、37歳にして新天地でチャレンジする。
ミルナーとともにリーダーシップを発揮し、ピッチ内外でチームメイトを鼓舞し続けたイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンは今季限りでチームを去る37歳MFに対して、8年間の在籍期間での貢献を大絶賛した。
「チームにとって、とてつもない価値のある存在だ。」
「ミルナーがいなければ何も成し遂げられなかったという点で、監督は完璧な言葉を残したと思う。彼はとても偉大な人物で、チーム内の主要なリーダーなんだ。」
「来シーズン、リバプールで彼を見れなくなるのは、間違いなく奇妙なことだろうけど、彼はこのクラブに来て以来、ずっと信じられないような活躍を見せてくれた。」
「彼は僕や周りの選手をたくさん助けてくれたし、選手として外部から少しは当然と思われているかもしれないけれど、内部では選手やスタッフ全員からとても尊敬されているんだ。彼の次のチャプターがどのようなものであれ、最高の結果を得られるように祈っているよ。」
PA news
ブライトン移籍に近づいているとも言われるミルナーだが、まだ正式発表まで至っておらず、その去就は未定。出身地でもあるリーズ・ユナイテッドも関心を示す中、元イングランド代表MFの新たな旅路に注目していきたい…