昨夏の移籍市場でフラムからリバプールに加入した20歳MFファビオ・カルヴァーリョ。シーズン序盤こそ途中出場からプレー時間を得ており、ニューカッスル戦では劇的ゴールを奪ったが、徐々に試合時間は減少していく。
2023年になってからは、FAカップで1度スタメンになった以外は、プレミアリーグで試合終盤に投入され、数分間プレーしたのみ。ベンチメンバーから外れる試合もあり、チーム内での序列は下がり続けている。
来季も出場機会に苦しむことが予想されるポルトガルU-21代表MFには移籍の噂が上がっており、ユルゲン・クロップ監督も可能性を示唆。海外メディア『Football Insider』によれば、チャンピオンシップで “101” もの勝ち点を稼ぎ、トップリーグ昇格を決めたバーンリーが同選手の動向に注目しているようだ。
ヴァンサン・コンパニ監督率いるチームはこの夏に攻撃的なミッドフィルダー獲得を狙っており、才能豊かなカルヴァーリョはピッタリな人材。完全移籍ないしローン移籍のどちらにも前向きで、プレミアリーグを戦い抜く戦力を整えたい構えだ。
年齢的にもピッチ上での経験が必要となるため、プレシーズンを通じて、クロップ監督からの信頼が得られなければ、レンタル移籍もやむなし。さすがに完全移籍で手放すとは思えないため、1年間の武者修行が現実的な路線だろう。
はたして、リバプールで出番を得られていない元フラムMFは、どのような選択を下すのだろうか…?