今シーズン、リバプールが苦しんだ要因と言われるのが中盤の高齢化だ。ジョーダン・ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラが30歳を突破しており、ファビーニョも30歳を目前にしており、シーズンを通して、全盛期のようなコンディションを維持することが難しくなっている。
さらには、契約満了に伴い、レギュラー格の3選手が退団。純粋に中盤の枚数も足りておらず、今夏の移籍マーケットにおいて、2〜3名のミッドフィルダー獲得が見込まれている。様々なターゲットが取り沙汰される中、リバプールが代理人と話し合いの場を設けたと噂されるのが、ニースに所属するフランス代表MFケフレン・テュラム。
今季は48試合2ゴール8アシストと主力を務めており、パワフルなプレースタイルで中盤にエネルギーをもたらす。ここ2年で急成長を遂げたフランス代表ミッドフィルダーだが、2019年から在籍するニースへの愛を語り、現状に満足していると主張した。
「成長したいし、フィールドに出たいし、楽しみたい。いまはニースにいて、とてもうまくいっている。このクラブが本当に好きなので、まだニースにいると思うよ。ニースではとてもうまくやれている。」
「ノイズがあるけど、ニースで幸せなんだ。このクラブで成長していきたいと思っている。ディディエ・ディガード監督は困難な時期に多くのことをもたらしてくれたからこそ、残ってほしいね。」
「彼に十分伝わっているかわからないけど、彼には感謝してもしきれない。僕の若いキャリアの中で、難しい時期にたくさん助けてくれた。僕らは一緒に多くの課題に取り組んだ。ニースでも、他の場所でも、彼の幸せだけを願っている。」
UNFP award ceremony
長らく候補に挙がっていたチェルシーMFメイソン・マウントがマンチェスター・ユナイテッド移籍に傾いており、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフもバイエルンの役員陣が定まっておらず、放出するかどうかの判断には時間がかかりそう。
そうした状況において、フランス代表MFケフレン・テュラムに加えて、フランスU-21代表MFクアディオ・コネの名前が急浮上しており、一気にフランス出身選手が増える可能性が出てきている。
はたして、リバプールはこの夏にどういった補強を成功させるのだろうか…?