主力組の高齢化と契約満了による流出により、今夏の移籍市場でまとまった人数のミッドフィルダーを獲得しなければならないリバプールは、移籍金の高騰やチャンピオンズリーグ出場権を確保できなかったことからターゲットの変更を余儀なくされながらも、プレシーズン開始時に間に合うように補強プランを進めている。
それ以外にもクィービーン・ケレハーの去就次第では、控えゴールキーパー獲得に動く他、新たなセンターバック確保にも力を入れている。イェルク・シュマットケ氏が短期間と言えど、スポーティング・ディレクターに就任。ヴォルフスブルク時代に獲得に関わったことから、オランダU-21代表DFミッキー・ファン・デ・フェンがターゲットとして急浮上した。
チャンピオンズリーグなどの出場経験がなく、ブンデスリーガでも今季レギュラーに定着したばかりで、最終ラインを任せられるかは未知数。それでも、リバプール移籍が噂されるヴォルフスブルクDFは、アンフィールドでのプレーが夢であると語っている。
「父とリバプールのスタジアムに行ったことがあるんだ。あれはクリスマスのボクシングデーで、リバプール対アーセナル戦だった。ほんとに凄まじかった。そして、 “You’ll Never Walk Alone” が流れてきたとき、鳥肌が立つような瞬間で、とてもクールだった。あそこでプレイするのは夢だよ。」
AZ WAZ
ジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクが32歳を目前にしており、26歳DFジョー・ゴメスは成長が止まってしまったかに思え、パフォーマンスも波があるだけにスタメンを張り続けるのは難しい。
フランス代表DFイブラヒマ・コナテが抜群なパフォーマンスを見せているだけに、オランダ代表DFと競えるほどのポテンシャルを持ったセンターバックが必要であり、将来的にはコナテの相棒を獲得したいところだ。
ファン・デ・フェンに関しては、あと2年くらいはドイツで力を磨く方がキャリア的に良さそうだが、この夏にプレミアリーグ挑戦に踏み切ることはあるのだろうか…?