フラム時代には未来のイングランド代表もしくはポルトガル代表を担う逸材として持て囃されていた若きMFファビオ・カルヴァーリョ。昨夏の移籍市場でリバプールにステップアップを遂げたわけだが、シーズンが進むにつれ出番が減っていく。
リバプールにはフラムで任せられていたトップ下のポジションがなく、慣れない左ウイングでの起用が多かった。加えて、フィジカル勝負で負けるシーンも目立ち、インサイドハーフでもプレスの強度が高くないことが、徐々に評価を下げることに繋がったのだろうか。
いずれにしても、中盤の刷新を狙うリバプールにおいて、来シーズンもプレー時間の確保に苦戦することが予想されるため、ローン移籍や完全移籍の噂が飛び交っている。高いポテンシャルは評価しており、いますぐに才能を手放したくなく、レンタル移籍が本命だが、買い戻しオプションなども検討されるようだ。
現役時代はアストン・ヴィラやトッテナム・ホットスパー、レンジャーズ、サンダーランドなどいくつかのクラブを渡り歩き、右サイドバックとしてプレーした元スコットランド代表DFアラン・ハットンが若き逸材の去就について言及し、リバプールの思惑を説明している。
「彼はとても若く、私たちは彼の良さを目の当たりにしてきた。ユルゲン・クロップは、そんな選手をレンタル移籍させたいと考えているはずだ。」
「なぜ、そんなに早く行きたいのか?明らかにポテンシャルがあるのに、なぜ移籍させようとするのか?彼はそのレベルでプレーできる力を秘めているように見え、ローン移籍で経験を積ませ、より良い状態で戻ってこさせたいんだ。」
Football Insider