中盤の刷新が喫緊の課題となっているリバプールは、プレミアリーグが終了するとともに、移籍市場での動きを加速させている。トップターゲットと見られていたブライトンMFアレクシス・マック・アリスターとの個人合意に達し、ブライトンには契約解除金を支払うことでクラブ間合意にも辿り着いた。
今季プレミアリーグで6位に入り、アルゼンチン代表でも栄光を掴んだMFにはビッククラブがこぞって関心を寄せていた。移籍先には困らない状況にも関わらず、CL出場権のないリバプールを選んだ決め手は、長期的なプロジェクトへの共感があったと、ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)が自身のYoutubeチャンネルで明かした。
「アレクシス・マック・アリスターは、リバプールでの長期的なプロジェクトを信頼していたし、彼が本当に望んでいた契約なんだ。」
「来季のチャンピオンズリーグ出場権がないクラブには入りたくないという報道も多かったが、彼は長期的な視野に立っていた。だからこそ、マック・アリスターが(リバプールにとって)中盤における最初のサインとなるのだ。」
確かなテクニックと的確なポジショニング、パスセンスも秀でており、攻守における繋ぎ役にもなれる一方で、ペナルティエリア付近でのラストパスにも期待がかかる。チアゴ・アルカンタラともまた異なるプレースタイルは、中盤の戦力アップに確実に繋がるはずだ。
来シーズンはスタメンの座を掴む可能性が高いアレクシス・マック・アリスターは、どのようなパフォーマンスで、リバプールにふたたびチャンピンオンズリーグ出場権を手繰り寄せてくれるのだろうか…?