ミッドフィルダー陣の刷新を狙うリバプールは、まず1人目としてブライトンMFアレクシス・マック・アリスター獲得に成功。さらなる補強を目指して、クアディオ・コネ、ケフレン・テュラム、ガブリ・ベイガらに注目している。
争奪戦から手を引いたイングランド代表MFジュード・ベリンガムとともに、長期間に渡り、リバプールからの関心が噂されてきたブライトンMFモイセス・カイセド。この冬には、チェルシーやアーセナルが獲得を試みたが、シーズン途中で主力が退団することを避けたかったチームがオファーを拒否していた。
同僚のアルゼンチン代表MFとともに、この夏でのブライトン退団が囁かれるエクアドル代表MFには、冬の移籍市場同様にアーセナルやチェルシー移籍が取り沙汰されている。移籍金は7000万ポンド(約98億円)以上を要求する見込みで、リバプールが争奪戦に加わる可能性があると、英『The Telegraph』サム・ディーン記者が仄めかしている。
「この夏、ブライトンはモイセス・カイセド争奪戦が激化し始めており、獲得には7000万ポンドを大幅に上回る額を要求するようだ。」
「ユルゲン・クロップのチームは、カイセドのチームメイトであるアレクシス・マック・アリスターの移籍を取りまとめている最中だが、リバプールも資金次第では、この(カイセドを巡る)獲得レースに参加する可能性もあると考えられている。」
ベリンガム獲得レースから撤退した理由が高騰しすぎた要求額にあるため、同じように移籍金が上昇し続けるカイセド獲得に乗り出すイメージは持てない。さらには、熾烈な入札合戦を避ける傾向にあるリバプールだけに、いまから方針転換するとは思えない。
もしもアーセナルやチェルシーらが獲得レースから撤退し、他のクラブの参戦もなく、過疎化すれば可能性は出てくるが、今夏の人気銘柄だけにあり得ない想定だ。
21歳にして、すでに完成されたプレーヤーに近づいている若き逸材を求めるクラブは多く、新天地がどこになるかはリバプール関係なく、注目し続けたいところ…