ミッドフィルダー陣の活性化に加えて、枚数確保が課題のリバプールは、国内リーグが終わるや否や、積極的な補強に動き出した。そして、ブライトンMFアレクシス・マック・アリスターと合意に辿り着き、クラブには契約解除金を支払い、早々に1人目を獲得した。
マンチェスター・シティらの名前が浮上し、移籍が決まる直前にはチェルシーが参戦していたとも言われるアルゼンチン代表MFを巡る争奪戦だが、同選手はユルゲン・クロップ監督の対話が早く移籍を決断した理由になったと明かした。
「イングランドで一番大きなクラブに移籍できたことは、とても大きな喜びで、僕にとっては夢が叶ったようなものだね。まず、ブライトンやナショナルチームのチームメイトに感謝したい。そして、新しいチームメイトや新しいコーチと仲良くなり、みんなが望むようなシーズンを送るために、最高の方法でトレーニングしたいというのが、大きな目標だよ。」
「クロップとは話をした。それは、僕があれほど早く決断した最も重要な要因の一つだったんだ。サッカーについて、彼がどう見ているか、僕に何を期待しているかを話し、タイトルを取り続けたいという気持ちを伝えてくれた。それが一番重要だったよ。」
「他の選択肢もあった。すべてのクラブをリスペクトしているが、リバプールは正しいステップだったと思う。」
ESPN Argentina
アンフィールドにやってくる選手がクロップ監督の存在や話し合いについて語ることも多く、世界でも有数なトップマネージャーがいることのメリットは大きい。迅速かつ賢い補強方針において、重要な役割を担っており、来季は昨シーズンの不調を抜け出し、ふたたびプレミアリーグ優勝争いに加わることが期待される。
その中で、アルゼンチン代表MFが果たす役割も大きく、新章に歩みを踏み入れたリバプールにおいて、攻守両面での繋ぎ役かつ潤滑油になり、ブライトンを引っ張り上げたように、リバプールのタイトル争いにも貢献してくれることだろう。
とはいえ、その真価が問われるのはシーズンが始まってから。プレミアリーグでの経験豊富で問題ないと思うが、来季の開幕戦から印象的なパフォーマンスを披露してくれると信じたい…