今シーズン限りでリバプールを去ることを決意し、惜しまれつつも別のクラブでプレーすることになった元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ。アンフィールドでは通算362試合111ゴール79アシストと堂々たる数字を残し、愛嬌のあるキャラクターもあり、スタッフやチームメイトだけではなく、サポーターからも愛された。
2017年にASローマから移籍してきたエジプト代表FWモハメド・サラーは、加入初年度からフィルミーノと抜群のコンビネーションを披露し、互いの多くのゴール&アシストを決め続けてきた。プレミアリーグ得点王に3度も輝いた背景には、彼の存在は欠かせなかった。
偉大なフォワード2人が出会ったのは、2017年の夏。背番号を巡り、フィルミーノに対して、サラーが11番を譲ってもらうように依頼したことが初めての会話になった。互いのことはほとんど分からないが、この時点でエジプト代表FWは、すでに相性の良さを感じ取っていたようだ。
「ここに来たとき、彼が11番を着用していることを知っていたから、彼に(貰えるように)お願いしたんだ。」
「彼は、”もちろん、僕が9番にするから、君は11番を着てくれ” と言ってくれたんだ。」
「最初の接触の時点で、一緒にプレーする前から、僕らの間で意気投合しているのを感じていたんだよ。」
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両者のコンビネーションはホーム最終戦でも発揮された。アンフィールドでの最後の試合でもゴールを奪ったフィルミーノだが、そのゴールをアシストしたのはサラー。なんとも美しい形でサポーターに別れを告げた。
新天地がまだ決まっていない段階だが、まだまだ第一線でできるだけの能力を持っており、ヨーロッパでプレーしてもらいたい…