ナサニエル・フィリップスの退団が近付いており、ジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクらも32歳を目前にしており、世代交代を避けては通れないリバプールは、この夏にも左利きのセンターバックを1人加えると予想されている。
昨季ブライトンにレンタル移籍していたチェルシーDFレヴィ・コルウィルを筆頭に、ヨーロッパで活躍する選手たちをスカウティングするリバプールだが、イングランドU-21代表DFはチェルシーが売却不可としていることから交渉が難しく、別のターゲットに視線を向けなければならない。
現実的なターゲットとして報じられているのが、ヴォルフスブルクに所属するオランダU-21代表DFミッキー・ファン・デ・フェン。ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)はリバプールの関心を肯定しつつも、獲得に向けてまだ動き始めてはいないと進捗を共有した。
「今のファン・デ・フェンは、彼ら(リバプール)が長い間追いかけてきた選手だ。彼らが獲得に乗り出すどうかは様子を見よう。でも、今はただ、その選手の動向を追っているだけで、それ以外のことは何もしていない。」
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希望している左利きのセンターバックで、ブンデスリーガで38試合に出場。決して経験豊かとは言えないが、3番手や4番手を争うタレントとしては十分なスペックを有しており、ヨルク・シュマトケ新SDが直近で在籍していたクラブがヴォルフスブルクということもあり、無理せずに獲得可能と見られる。
ヨーロッパ大会に出場歴もなく、ヨーロッパリーグでどこまで通用するかは未知数。それでも、ミッドフィルダーに補強資金の大半を費やすため、新たなセンターバックにはあまり予算を掛けられない事情もある。
ジョエル・マティプが残留するのであれば、緊急度はさほど高くはないが、この夏に獲得して、1シーズンを通じてイングランド・サッカーに慣れるのも適切な手法だろう。
はたして、新スポーツ・ディレクターはコネクションを駆使して、オランダU-21代表センターバックを割安な金額で獲得するのだろうか…?