2021年の夏にFCフォレンダムからヴォルフスブルクに加入したDFミッキー・ファン・デ・フェンは、1年目こそ主力を掴みきれずに、ハムストリング負傷も重なり、ブンデスリーガでたった5試合の出場で、プレー時間もわずか189分間に留まった。
ところが、加入2年目となった2022-23シーズンは開幕戦からスタメンに定着。場合によっては、左サイドバックも務め、全大会を通じて36試合に出場。一躍、注目の若手ディフェンダーとして注目を集める存在となった。
今年の頭までヴォルフスブルクに在籍していたヨルク・シュマトケ新SDの存在もあり、リバプールからの関心が頻繁に報じられている中、現在UEFA U-21欧州選手権に参加している同選手は去就について言及し、移籍の可能性を仄めかした。
「もちろん、僕もそれを聞いたり読んだりしている。でも、言ったように、メディアも書くべきことがあるはずだ。」
「見出しを作る人がたくさんいるのは理解している。ディレクターが現地に行ったのは事実だし、リバプールが以前僕の動向を追っていたことも知っている。でも、今のところ、何も知らないんだ。リバプールをいいクラブだと思っているかどうか?それは、もちろんだよ!」
「もし、僕と明確なプランを持っている素敵なクラブが現れたら、移籍を考えることもできる。その意味では、オープンなんだ。」
「この夏以降、ブンデスリーガでプレーする可能性もあるし、移籍する可能性もある。いずれわかること。まずは今シーズンを終えてからだ。」
Voetbal International
トップリーグやヨーロッパの舞台での経験値は少なく、リバプールでもすぐさまレギュラーを張れる選手ではない。徐々に慣れさせていき、理想的には同じくオランダ出身DFフィルジル・ファンダイクのポジションを奪える選手に成長させたい。
もしもリバプールが本格的に動きを見せ、獲得した暁にはそのような成長プランが眼に浮かぶ。現時点では中盤強化を優先しているため進捗は見られないが、関心はホンモノのようで、プレシーズンが始まるまでに、赤いユニフォームに袖を通す未来があるかもしれない…