ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョら一時代を築いたミッドフィルダー陣からの刷新を目論むリバプールは、プレミアリーグ終了直後に獲得を成立させたアレクシス・マック・アリスターに続く中盤の補強に動き出している。
クアディオ・コネやガブリ・ベイガら優先度の高いターゲットと報じられる中、最有力と見られるのが、ニースに所属するフランスU-21代表MFケフレン・テュラム。いまのリバプールには高さと力強さを中盤にもたらせてくれる存在だ。
しかし、同選手を巡る争奪戦が白熱する可能性が出てきた。海外メディア『Football Insider』によると、イタリア代表MFニコロ・バレッラを狙っていたニューカッスル・ユナイテッドがターゲットを変更し、より安価で獲得できるフランスU-21代表MFに関心を示しているようだ。
さらに、インテル・ミラノは26歳ミッドフィルダーを放出するとなれば、7000万ポンド(約98億円)を求めており、ニューカッスルは5000万ポンド(約70億円)までしか支払う用意がなく、標的変更を余儀なくされたと、同紙が報じている。
他方、リバプールも狙うケフレン・テュラムは3500万ポンド(約49億円)から最大でも5000万ポンド(約70億円)で獲得できると言われており、ニューカッスルにとって予算内で獲得できる最適なターゲットとなるわけだ。
イタリア代表とフランスU-21代表とでタイプが全然異なり、報道の真意は疑わしいものの、リバプール以外にテュラムに関心を持つクラブがいるのは自然の摂理。ニースには4年間も在籍しており、ステップアップの時期としてもピッタリ。
はたして、今夏でニース退団の可能性が高い若きミッドフィルダーは、来季どのクラブでプレーしているのだろうか…?