近年ではハーヴェイ・エリオットやファビオ・カルヴァーリョ、ベン・ドーク、カイデ・ゴードンなど将来有望と言われる若手を獲得しているリバプールは、トップチームを活性化させるためにも、アカデミーを充実させることに余念がない。
イギリスがEUを外れたこともあり、10代の獲得が難しくなった中でも、イングランド始め、ウェーウズやスコットランド、北アイルランドに照準を絞って補強を続けてきた。そして、その視線はいまイタリアに注がれているかもしれない。
イタリア紙『Calciomercato』によれば、レッチェに所属するデンマークU-19代表DFパトリック・ドルグに関心を示しており、カンピオナート・プリマヴェーラ1でプレーする同選手を活躍ぶりを確認するためにスカウトを “何度も” 派遣したようだ。
リバプールにとって、獲得にかかる費用は問題ではなく、本格的なオファーを提示さえすれば、移籍は前進するだろうとも伝えている。
デンマークU-19代表では5試合に出場している18歳サイドバックは、メインポジションの左サイドバックを軸に、中盤の左サイドでもプレー可能。アンディ・ロバートソンが29歳と30代が目前に迫っており、コスタス・ツィミカスもスコットランド代表DFを脅かすほどのパフォーマンスを見せれておらず、長期的視点の後継者に目を向けている。
トップチームでのプレーこそないが、プリマヴェーラ1では33試合でピッチに立っており、ディフェンダーながら4ゴールを挙げている。あまりプレー動画が出回っておらず、どのようなプレースタイルかは把握しかねるが、確かなテクニックやダイナミズム、高いアスリート能力を有していると見受けられる。
Watch out for Lecce's 🇩🇰Patrick Dorgu (2004, LB).
— Danish Scout (@DanishScout_) March 19, 2023
Extremely dynamic full-back who's a star of Italy's best youth team. Genk and Troyes have already shown interest.#AvantiLecce #USLeccepic.twitter.com/kQId0BsX21
はたして、リバプールはデンマークの若き逸材をチームに加えるのだろうか…?