リバプール・アカデミーで指揮官として経験を積んだスティーブン・ジェラード監督は、レンジャーズFC(スコットランド)を率いることに。同クラブでは無敗優勝を成し遂げるなど見事な成績を残すと、それに目を付けたアストン・ヴィラが招集を決めた。
就任直後こそ調子を上向けたものの、長続きせずに翌シーズン途中で解任。以来、フリー状態が続いている同監督はクラブや代表チームとの関係が報じられてきたが、いずれにも首を縦に振ることなく、いまはアル・イテファク(サウジアラビア)からオファーが届いている。
次の就職先に関して様々な報道が出回る中、ジェラード監督はニュースの多くは真実ではなく、いまのところサウジアラビアで指揮を執ることはないと主張。
「多くのことが言われているが、その多くは真実ではない。」
「私はオファーの可能性を見るために向こうで招待され、そうした。」
「ここ数日、それを分析している。」
「しかし、今の状況では、そのオファーを受けることはないよ。」
Channel4
ただし、オファーやサウジアラビアを訪れたことは事実であり、今後の展開次第では中東での監督キャリアを積むことになるかもしれない。
昨年冬にはクリスティアーノ・ロナウドを獲得し、この夏にはカリム・ベンゼマやエンゴロ・カンテ、ルベン・ネヴェス、カリドゥ・クリバリ、エドゥアール・メンディハキム・ツィエクらがサウジアラビアに渡る。
他にも、ピエール=エメリク・オーバメヤンやロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネ、ソン・フンミンら30代のスター選手にオファーを立て続けに提示しており、さらなる補強が進む可能性が高く、オイルマネーの本気が垣間見える。
そうした選手たちとともに、中東行きを選択するのか、もしくは別のオファーを待ち続けるのか…一時はユルゲン・クロップ監督の後継者と謳われた指揮官の去就やいかに…?