昨シーズンにおける不調の原因とも言われる中盤の運動量を高めるため、平均年齢が30歳を超えた現中盤の刷新を狙うリバプール。アレクシス・マック・アリスター獲得を早々に決めたものの、その後は少し停滞が続いている。
ケフレン・テュラムやクアディオ・コネ、ガブリ・ベイガと有望な候補との話し合いは実施されているようだが、いずれの選手もUEFA U-21欧州選手権に参加していることが関係あるのか、クラブとの交渉は思い通りに進んでいない印象だ。
昨夏アヤックスからバイエルンに移籍し、加入初年度に出場時間の確保に苦しんだオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフもこの夏に限らず、長きに渡り関心を示し続けてきたが、放出を否定するバイエルンの姿勢に変化はなく、リバプール移籍が難しくなっていると、ベン・ジェイコブス氏(スポーツ・ジャーナリスト)が伝えた。
「ライアン・フラーフェンベルフについて、リバプールは彼のプロフィールを気に入っていて、バイエルンに加入する前から継続的に関心を持っていた。しかし、以前にも伝えたように、トーマス・トゥヘルとバイエルンはまだその移籍に時間をかけたいので、夏の移籍はあり得ないと言われているんだ。」
「もしユリアン・ナーゲルスマンがまだバイエルンにいたなら、監督と選手がいつも意思疎通ができていたわけではなく、フラーフェンベルフが出ていく可能性が非常に高かった。ナーゲルスマンは、フラーフェンベルフのボールに対する意識の低さや守備の規律に、少し苛立っていたことがあった。そして、トーマス・トゥヘルが最初にしたことのひとつが、フラーフェンベルフに “ゼロからスタートだ。” と告げたことだった。」
「バイエルンの立場は、素晴らしい才能と強いプロフィール、そして高いポテンシャルを持つ選手を適切な年齢で獲得したことに変わりはない。だから、彼らはフラーフェンベルフが忍耐強く、バイエルンの先発メンバーに入るためにもっと戦うことを望んでいる。そのため、リバプールにとっては難しくなる。」
GiveMeSport
ドイツ王者の姿勢に限らず、リバプールは継続的に関心を持ち続けると思われるが、今夏の移籍市場では獲得は困難そうだ。ただし、同選手はクラブでのプレー時間の短さへの不満を口にしており、状況が変わらなけらば移籍を打診する可能性もある。
はたして、元アヤックスMFがアンフィールドでプレーする日は来るのだろうか…?