ブラジル代表GKアリソン・ベッカーが君臨するリバプールのゴールマウス。24歳GKクィービーン・ケレハーは2番手としてベンチに座る日々が続いており、カップ戦でこそスタメン出場できるが、プレー時間の確保に苦労している。
評価額2000万ポンド(約28億円)のアイルランド代表GKは、レギュラーとしてプレーするためにも移籍を希望しているものの、新たなクラブ探しが順調に進んでおらずに、来季もアンフィールドに残留する可能性が高まっていると、海外メディア『the Atheltic』が報じた。
当初はブレントフォードやトッテナム、ブライトンらが2番手に甘んじている24歳ゴールキーパーに関心を示していると噂されていたが、状況は日々変化している。
ブレントフォードはフライブルクから30歳GKマルク・フレッケンを確保する一方で、トッテナムもイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオをエンポリから獲得。ブライトンもバルト・フェルブルッヘンと契約を結び、いずれのチームもゴールキーパーを確保している。
最近は移籍報道も見なくなっており、ケレハーに対する興味は沈静化してしまった。アイルランド代表でレギュラーを掴み取るため、そして、なにより20代中盤の選手としてプレーする喜びを得るためにも選手が退団を視野に入れるのは当然の流れだ。
3番手GKアドリアンと新契約を締結したリバプールだが、相手のプレスにも飄々とプレーするアイルランド代表GKは貴重な存在であり、カップ戦を勝ち上がるためにも安定感溢れるゴールセービングは捨てがたいのは事実。
はたして、コーク(アイルランド)出身GKは来季もアンフィールドに留まるのか、もしくは海外も含めて、新たなクラブに移籍するのだろうか…?