ジェームズ・ミルナーやナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンらが退団し、手薄となったミッドフィルダー陣の枚数を揃えつつも、アップグレードに成功したリバプール。ジョーダン・ヘンダーソンらベテランからの世代交代も達成し、100点に近い夏の移籍マーケットを過ごしている。
ケフレン・テュラムやロメオ・ラビアを加えられれば理想的だが、現在は左利きセンターバックに注目が移っているように見える。チェルシーに所属するイングランド代表DFレヴィ・コルウィルが最優先ターゲットだが、ヴォルフスブルクDFミッキー・ファン・デ・フェンも候補のひとりとして報じられてきた。
トッテナム・ホットスパーが争奪戦に加わり、リバプールが中盤の再構築に集中していたこともあり、最近は関心が薄れているようにも思われていたが、ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)はリバプールがふたたびオランダU-21代表DFに近づく可能性を伝えている。
「リバプールは5月末から6月初めにかけて、ミッキー・ファン・デ・フェンの動向を探るために何度か接触した。」
「その後、彼らはミッドフィルダーに集中することを決め、ヴォルフスブルクにオファーは出さなかった。トッテナムが獲得レースに参戦し、ヴォルフスブルクと連絡を取り合っている。」
「しかし、もしトッテナムがファン・デ・ベンではなく、(エドモン・)タプソバとの契約を決めた場合、彼は再び市場に戻ってくることになる。」
「その場合、ヴォルフスブルクは大金を要求しているため、本当に値段次第だが、もし数日中にこの状況が変わるとしたら、これは多くのチームにとって注目すべきものになると思う。」
アンジェ・ポステコグルー新監督が就任したトッテナムは、再出発を図るためにも、守備陣の強化は避けられない。第一候補はバイエル・レバークーゼンDFエドモン・タプソバだが、代替候補として、ファン・デ・ベンの動向も追っている。
ポステコグルーと会話を交わしたとも言われるオランダU-21代表ディフェンダーだが、ブンデスリーガでのプレーに別れを告げ、プレミアリーグに初チャレンジすることになるのだろうか…?