2011年からリバプールに在籍し、数々のタイトルをチームにもたらしたイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが新たな道に歩みを進めようとしている。サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテファクからの巨額オファーを受け入れる意思を固め、今日中にもクロップ監督に伝える見通しだ。
2025年まで契約を残している元サンダーランドMFに対して、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は中東のクラブが契約解除での獲得を狙っていたと明かし、1000万ポンド(約14億円)を要求すると報じていた。
しかし、反論となる報道が出てきた。英『Sky Sports』メリッサ・レッディ記者によれば、リバプールは1000万ポンドの2倍となる2000万ポンド(約28億円)前後を要求する見通しで、他にサウジアラビアに移籍した選手たちの移籍金が参考になるだろうと示唆した。
Liverpool would expect around double the £10m fee being reported for Jordan Henderson given the two years left on his contract, his status as club captain and England international. Al Ahli's £30m valuation of Riyad Mahrez would be a reference point.
— Melissa Reddy (@MelissaReddy_) July 13, 2023
傍目から見て、まだイングランド代表でも活躍する選手だけに、1000万ポンドは安すぎる。リバプールが長年の貢献を考慮して、移籍金を下げる可能性はあるが、ビジネスはビジネス。今後の中盤補強に資金を回せる意味合いでも、なるべく多くの金額を引き出したいところ。
リバプールは同選手の退団を引き止めることはせず、移籍金でさえ合意できればサウジアラビア行きが確定する。そして、ヨルク・シュマトケSDはふたたびミッドフィルダー確保に向けて、移籍マーケットで活発的に動き回る…