アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライをチームに迎え、ミッドフィルダー陣の大幅な入れ替えに成功したリバプール。このまま新シーズンに臨むと思われたが、この夏に数々の選手を獲得しているサウジアラビアの範囲網がマージーサイドまで届いた。
チアゴ・アルカンタラは中東からのオファーを拒否し、ファビーニョは個人契約に合意後も、クラブ間の話し合いが順調に進み、ドイツでの合宿にすら参加せずに、リバプールで移籍に備えている。
ジョーダン・ヘンダーソンは少し複雑で、最初のオファーを拒否したが、巨額オファーを断りきれずに移籍を決意。しかし、アル・エティファクが移籍気なしでの獲得を狙っていたこともあり、選手側との合意から動きがないまま、イングランド代表MFはドイツに渡った。
ところが、ついにその移籍にも動きがあったようだ。ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)は自身のSNSでアップデートを共有し、移籍金を巡りクラブ間で基本合意に達したと語り、中東クラブ加入が近づいていることを明かした。
「リバプールとアル・エティファクがジョーダン・ヘンダーソンの移籍金で基本合意に達した。」
「ヘンダーソンは先週、すでに3年契約に合意しており、契約書類の確認を待って、サウジアラビア移籍が正式に締結される。」
「スティーブン・ジェラードは、ジョーダン・ヘンダーソンを待っている。」
EXCLUSIVE: Liverpool and Al Ettifaq just reached an agreement in principle on fee for Jordan Henderson — here we go! 🚨🔴🇸🇦
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) July 19, 2023
Henderson already agreed three year deal last week, documents to be checked then time to sign and move to Saudi.
Steven Gerrard, waiting for JH. pic.twitter.com/dH96SgMURe
なお、移籍金は当初噂されていた2000万ポンド(約28億円)ではなく、1200万ポンド(約16.8億円)に加えて、アドオンが上乗せされる内容で落ち着いたようだ。
2011年からリバプールでプレーし、スティーブン・ジェラードからキャプテンマークを受け継いだ元サンダーランドMFがアンフィールドを去る時間が刻一刻と迫っている。
まだ正式に発表されたわけではないが、ほぼ確定と思って問題なさそうだ。サウジアラビアに活躍の場を移しても、強烈なリーダーシップでチームを引っ張り、選手とジェラード監督との間に立ち、クラブを上位に導いてくれることだろう…