今夏の移籍市場で新たなミッドフィルダーを追い求めたリバプールは、アルゼンチン代表MFとハンガリー代表MFをチームに加えたが、ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョの退団により、ふたたび移籍マーケットに舞い戻った。
最近の報道では、サウサンプトンMFロメオ・ラビアやフルミネンセMFアンドレへの関心が増している。前者には2度のオファーを断られており、後者については問い合わせを実施したのは事実だが、正式なオファーに繋がるかは未知数だ。
海外メディア『Anfield Watch』によれば、リバプールはレスター・シティに所属する24歳MFキアナン・デューズバリー＝ホールの成長を間近で見守ってきており、この夏にも獲得に乗り出す可能性があるようだ。
新シーズンはチャンピオンシップで戦うレスター・シティ。デューズバリー＝ホールは2006年から同クラブのアカデミーで育ち、ブラックプールやルートン・タウンなどでのレンタル移籍を経て、2021年の夏にトップチームに昇格した。
通算80試合5ゴール5アシストを記録し、ヨーロッパリーグやカンファレンスリーグの舞台も経験。2027年まで契約を結ぶ同ミッドフィルダーは、真ん中よりも前でのプレーに定評があり、ボールコントロールや献身性も高く評価されている。
現時点でリバプールが追っている守備的ミッドフィルダーの条件に当てはまるわけではなく、フィジカル的な強さも兼ね備えていない。このタイミングで獲得に動き出す可能性は限りなく低く、メガクラブで通用する人材かと言われると断言できない。
オプションとしては面白い選手であることに変わりはない。来夏で退団予定のチアゴ・アルカンタラのポジションを埋める選手も探すリバプールにとって、格安で獲得できるミッドフィルダーはお財布にも優しい補強になり得る。
あくまで噂でしかない印象が強いが、期限が終了するまでにサプライズ補強が行われることがあるのだろうか…？