ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョがサウジアラビアに移籍してしまい、中盤の底で任せられる経験豊富な選手がいなくなってしまったリバプール。期待の新星ステファン・バイチェティッチは在籍するが、まだまだ発展途上で、スタメンで出続けるのは難しい。
サウサンプトンでアンカー・マンとしてレギュラーを張った19歳MFロメオ・ラビア獲得に向けて、3度もオファーを出したものの、すべて受け入れられず。バイチェティッチと1歳差で、プレミアリーグも1シーズンのみで、代表でも経験の少ない選手に対して、リバプールは要求額の支払いに後ろ向きだった。
すると、プレミアリーグ開幕が迫る中、すべて急転直下で動いた。チェルシーがサウサンプトンにオファーを提示したかと思えば、リバプールがブライトンに移籍金を確認するためにブライトンに問い合わせるなど、ライバルチーム同士でのバトルが勃発。
当初は大方の予想通り、ラビアがアンフィールドに、カイセドがスタンフォード・ブリッジでプレーすると見られていた。しかし、ジュード・ベリンガムで大金の支払いを渋っていたリバプールが、本気を見せる展開に。
ファブリツィオ・ロマーノ氏（イタリア人ジャーナリスト）によれば、リバプールは最大1億1000ポンド（約154億円）に上るオファーを提示し、ブライトンとクラブ間合意に到達。書類やメディカルチェックなどが計画通りに進めば、今日中にも加入が決定するようだ。
「速報：リバプールが今夜モイセス・カイセド獲得の正式オファーを提出し、ブライトンは応じる模様。」
「リバプールのオファーは、イングランドの移籍金の記録を塗り替えることになりそうだ – 総額 “最大” 1億1000万ポンドになる。」
「すべてがうまく進めば、モイセス・カイセドは金曜日にリバプールの選手になる。」
BREAKING: Liverpool submitted their official bid for Moisés Caicedo tonight and Brighton are set to accept! 🚨🔴#LFC bid, set to break English transfer record — up to £110m total fee.
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) August 11, 2023
Moisés Caicedo will become Liverpool player on Friday, if all goes to plan. pic.twitter.com/cjZV2te10g
チェルシーも同様にオファーを出したが、総額1億ポンドで、高い金額を支払うクラブに売却する方針だったブライトンは、より高いオファーを提示したリバプールと合意に至った。また、ユルゲン・クロップ監督も同選手と話し合いを実施する見通しで、ビッグディールが近づいている…