ファビーニョがサウジアラビアに移籍してまった関係で、守備的ミッドフィルダー獲得に本腰を入れたリバプールは、しばらくの間、サウサンプトンでプレーするベルギー代表MFロメオ・ラビアに集中しており、オファーも3回も提示していた。
しかし、いずれのオファーも受け入れられず、まだ移籍市場に残っていたブライトンMFモイセス・カイセドに意識を向けている間に、チェルシーはラビア獲得の動きを本格化。同様に選手の説得にも取り組んだ結果、リバプールが総額で上回る金額を提示したものの、ロンドン行きを選択した。
ベン・ジェイコブス氏(スポーツジャーナリスト)によれば、5000万ポンド(約70億円)にアドオンを付けた金額で合意に近づいており、選手の決断の背景には、昨シーズン途中でサウサンプトンからチェルシーに引き抜かれたシニア採用の責任者の存在があったようだ。
「ロメオ・ラビアはチェルシーを選んだ。チェルシーとサウサンプトンの間でまだ合意には至っていないが、5000万ポンドに、アドオンを加えた移籍金で近々実現しそうだ。」
「ラビアは夏の間ずっとリバプールに乗り気だったが、チェルシーを選ぶことにした。ジョー・シールズ(補強部門の責任者)の役割が重要だった。」
Romeo Lavia has picked Chelsea. No agreement reached yet between Chelsea and Southampton but a package of just over £50m plus add-ons is likely soon.
— Ben Jacobs (@JacobsBen) August 14, 2023
Lavia was open to #LFC for much of the summer but has decided to pick Chelsea. Joe Shields role important.🇧🇪 pic.twitter.com/Ydwma1N70H
アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライととんとん拍子で補強を進めてきたリバプールだが、最近の停滞ぶりはファンですら頭を悩ませる。結果論ではあるが、早い段階でサウサンプトンの要求額を支払い、ラビア獲得を成立すべきだった。
これにより、別のターゲットに視線を向かなければならなくなったリバプールは、誰をチームに加えることになるのだろうか…?