ジェームズ・ミルナーらが契約終了でチームを離れたリバプールは、昨シーズンから課題になっていたミッドフィルダー陣の刷新に着手。アレクシス・マック・アリスターとドミニク・ソボスライをチームに迎え、それなりに戦える陣容を整えた。
ところが、ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョがサウジアラビアに居場所を求め、その後釜として守備的ミッドフィルダーを探していたが、ひとまずは日本代表MF遠藤航を確保した。さらなる中盤補強も報じられる中、リバプールは左利きセンターバックにも視線を向けている。
イングランドU-21代表DFレヴィ・コルウィルが最優先だったが、チェルシーと長期契約に合意。スポルティングと新契約を結んだポルトガル代表DFゴンサロ・イナシオらの名前が挙がったが、リバプールはレンヌDFアルトゥール・テアテに関心を寄せていると、フランス紙『L’EQUIPE』が報じた。
昨夏の移籍市場において、ボローニャからレンヌに加わったベルギー代表DFは、昨季42試合5ゴール1アシストを記録し、ヨーロッパリーグも経験した。同国代表としても8試合でピッチに立っており、23歳センターバックは評価を高めている。
力強さやスピード、アグレッシブさを持ち合わせた左利きセンターバックは、前線や対角へのロングフィードでチャンスを生み出すパスセンスも有する。純然たる2枚のセンターバックとしても、トレント・アレクサンダー=アーノルドが一列上がった際、スリーバックの左としても起用できそうだ。
セリエAやリーグ・アン、ジュピラー・プロ・リーグとプレースタイルの違うリーグで、それぞれ30試合以上に出場しており、各国での適応性には優れていそう。ビッグクラブでの経験こそないが、戦力アップには寄与するだけの能力を持ったセンターバックと言える。
はたして、締め切りが迫る移籍マーケットにおいて、リバプールは新たなディフェンダー獲得に乗り出すのだろうか…?