ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョの想定外の退団に伴い、日本代表MF遠藤航を獲得したリバプールだが、さらなる中盤の強化に動いている。中盤の底を専門とする選手ではなく、幅広く適応できるタイプのミッドフィルダーを狙っていると言われており、各メディアがあらゆる名前を報じている。
現時点で本命と見られているのは、バイエルン・ミュンヘンMFライアン・フラーフェンベルフとフルミネンセMFアンドレ。前者はバイエルンが放出を渋っているとも言われ、選手の気持ちとは別にドイツ残留の可能性が高い。
後者についてもアンフィールド移籍を希望しているようだが、フルミネンセはシーズンが終了するまで売却しない方針で、リバプールからの3000万ユーロ(約39億円)のオファーを拒否している。来年1月での移籍が噂される中、ブラジルメディア『ESPN Brasil』によれば、レッズが来冬にも獲得に乗り出す保証はないようだ。
中盤の枚数を揃えるためにも、リバプールはこの夏には最低でもミッドフィルダーを1枚確保しないといけない。そして、獲得した選手がうまく機能した場合、さらに若手選手が躍動した場合には、ミッドフィルダー陣の布陣が足りる可能性もある。
ただし、来夏には元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラがフリートランスファーで退団見込みで、その代役を獲得しなければならず、ブラジル代表MFにふたたび注目する可能性は十分にある。
はたして、ブラジル国内で評価を高め続ける22歳ミッドフィルダーは、初めてのヨーロッパ挑戦の舞台として、アンフィールドを選ぶのだろうか…?