弱冠16歳にして、フラムでプレミアリーグデビューを飾り、リバプール移籍を手にしたイングランドU-21代表MFハーヴェイ・エリオット。すぐさまトップチームに帯同し、ベンチからトップ選手たちのプレーに触れた。
2021/22シーズンは大怪我に悩まされたものの、懸命なリハビリで精神的に成長して戻ってきた昨シーズンはプレミアリーグで32試合に出場。ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョら主力組が去った今シーズンは、レギュラー確保に向けてチャレンジしたいところ。
ただし、優勝を狙うクラブでのポジション争いは熾烈だ。ドミニク・ソボスライやアレクシス・マック・アリスター、遠藤航が加わり、さらなる補強が噂されている中、20歳MFミッドフィルダーは競争を歓迎し、チームが団結して、サポートし合うことが大切だと語った。
「このチームには世界トップクラスの選手が揃っていて、各選手にとって健全な競争が待っている。」
「誰かがプレーしていても、落ち込んだり、イライラしたりして、その人やチームをサポートしようとしないような人はここにはいないと思う。」
「僕らは結局はチームだし、みんなで勝ちたい。個人プレーじゃないんだ。団結してどん底を戦い抜き、最高の瞬間を一緒に楽しむんだ。」
「それこそが今シーズンの重要なポイントだと思う。みんなを気を抜かず、必要不可欠な戦いをして、一人ひとりをサポートすること、それが一番大事なことなんだよ。」
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現時点では、スタメンの座を掴みきれておらず、今後もベンチスタートが濃厚。ただし、徐々に筋肉がつき始めており、フィジカルで負けない土台が整いつつある。
ポテンシャルは非常に高く、まだ20歳と一気に伸びる可能性も否定できない。はたして、ハーヴェイ・エリオットはチームメイトを支えつつも、中盤でのポジション争いに勝利することはできるだろうか…?