ヨーロッパの移籍市場が終了に向かっている中で、盛り上がりを見せたリバプールFWモハメド・サラーのサウジアラビア移籍報道。カリム・ベンゼマやファビーニョらが所属するアル・イテハドが強い関心を寄せ、総額1億5000万ポンドとも言われる1度目のオファーを提示していた。
リバプールのスタンスは決して変わらず、エジプシャン・キングは売却対象外。8月末で移籍マーケットも終わってしまい、後継者を確保できない状況のため、いかなる金額でのオファーが届いても、ユルゲン・クロップ監督がGOサインを出すことはない。
日に日に中東行きの可能性が萎んでいるにも関わらず、アル・イテハドは諦めていない。ベン・ジェイコブス氏(スポーツジャーナリスト)によれば、遅めの動きがある可能性を伝えつつも、この夏におけるモハメド・サラーの中東行きには否定的な見解を示している。
「サウジアラビアのトップリーグの移籍市場は9月7日に閉まる。つまり、ここ数日で遅めの動きがあるかもしれないということだ。」
「モハメド・サラーがアル・イテハドに移籍するという話もある。リバプールのスタンスは、エジプト人ストライカーは売り物ではないということに変わりはない。」
「アル・イテハドの代表団がロンドンに来ている。彼らは諦めたくないようで、2億ポンド前後の2度目のオファーを行う可能性がある。しかし、これが単に話題作りのためなのか、それとも純粋に自分たちにチャンスがあると考えてのことなのかはまだわからない。」
「アル・イテハドは、ジェッダで開催される今年のクラブ・ワールドカップで彼をプレーさせたく、今すぐにでもプッシュしたい。それに、2024年にサラーを獲得するクラブになるという保証もない。」
「アル・ヒラルも可能性がある。リヤドを本拠地とするこのクラブは、メッシやネイマールと並んでサラーを獲得リストに載せていた。そして、ネイマールを獲得したことで、彼らはこのマーケットでサラーを調査することはなかった。アル・アハリもまた、来夏には同様に検討されるかもしれない。」
「つまり、サウジアラビアの市場関係者がサラーの獲得は不可能だと考えているのに対し、アル・イテハドの幹部はまだ諦めないたくはないようだ。」
「また、巨額の移籍金がすべてリバプールの懐に入ることになると推測することにも注意が必要だ。アル・イテハドが話し合っているオファーの大部分には、クラブワールドカップのインセンティブが含まれていると聞いている。これを使えば、金額をもう少し吊り上げるのは簡単だ。」
「いずれにせよ、信じられないような金額だが、リバプールはサラーの代わりを用意できないし、8月中は売りたくないと言ってきた。今後48時間の間にそれが変われば、非常に予想外のことになるだろう。」
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