カタールW杯に続き、日本代表に敗れた試合をキッカケに、ドイツ代表チームは即座の決断を下し、ハンジ・フリック監督を解任した。目に見えてモチベーションを失った選手たちは怠慢なプレーが散見され、ホームでの試合にも関わらず、日本代表に4ゴールを許した。
後任には、現在フリーのユリアン・ナーゲルスマンを筆頭候補に加えて、オリバー・グラスナーやルディ・フェラー、マティアス・ザマー、ルイ・ファン・ハールら様々な監督の名前が報じられている。例によって、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督も候補のひとりに挙げられている。
リバプールとの契約が2026年まで残っており、これまでもドイツ代表監督の立場が危うくなるたびに就任の噂を否定してきた。そして、今回も出回っている憶測に対して、ドイツ人指揮官の代理人を務めるマルク・コシツケ氏が、同国代表と契約を結べないと発言した。
「ユルゲンはリバプールと長期契約を結んでおり、代表監督の座には就けない。」
Sportschau
ドイツ・サッカーへの関心は言わずもがなだが、リバプールのオーナー陣が解任しない限りは契約を全うする意思を固めており、契約途中にドイツ代表監督に就任する未来はあり得ない。クラブと代表との掛け持ちも然りだ。
低迷期を迎えている同国代表にとって、クロップ監督は喉から手が出るほど欲しい人材。2026年には60歳が目前となる同監督は、アンフィールドでの10年に及ぶ監督業を後にし、ナショナルチームを率いる未来はあるのだろうか…？