ディオゴ・ジョッタは獲得希望リストで2番手だった!?今夏の移籍市場で、リバプールが最も欲した選手とは?

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Diogo Jota was 2nd choice チーム

サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラー…世界でも屈指のフロントスリーが絶妙な連携で得点を重ねている。縦へのスピードに優れ、個々でもドリブル突破からシュートを放つだけの能力を持ち、フィルミーノマジックで奇想天外な攻撃を繰り出す。とくに直近2シーズンは破壊的な攻撃を展開し、相手チームに驚異を与え続けている。

前線3枚が強力すぎるため、4番手を務める選手の発掘に苦労していた。ディボク・オリギは一昨年にシンデレラボーイとなったが、その後はパッとせず。RBザルツブルクから加入した日本代表FW南野拓実がプレミアリーグでいまだに得点を出来ていない。期待の若手リアン・ブリュースターはシェフィールド・ユナイテッドへ完全移籍してしまっている。

モヤモヤした状況に、明るい光が差し込んでいる。今年の夏に、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズから完全移籍したディオゴ・ジョッタが、目覚ましい活躍を続けている。過去2シーズン、プレミアリーグでプレーしており、リーグへの適応は問題なかったが、リバプールのシステムへの適応も非常に早かった。

ここまで10試合で7得点を挙げ、チャンピオンズリーグ第3戦アタランタ戦では敵地でハットトリックを達成。シェフィールド・ユナイテッド戦とウェスト・ハム戦で立て続けに試合を決める勝ち越し点をもぎ取り、チームからの信頼も勝ち得たと言っていいだろう。オリギや南野などライバルたちはさらに序列を落とす展開となり、試合出場すら難しい状況にある。

ただ、ポルトガル代表FWはリバプールにとって、補強プランの最優先ターゲットではなかったというから驚き。サディオ・マネがキャプテンを務めるセネガル代表の同僚であり、昨シーズン降格が決定したワトフォードに所属するイスマイラ・サールが、ユルゲン・クロップ監督含めた補強チームが必死に動向を追っており、事実交渉もなされていた。

チアゴ・アルカンタラの次なるターゲットは、スピード溢れるセネガル代表FWイスマイラ・サール
スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラの移籍に関わるリバプールとバイエルン・ミュンヘンとのクラブ間合意のニュースが世界を駆け巡っている。世界屈指の創造性に溢れる選手の獲得を決めたかと思った矢先、スカウトチームの動きは別の選手に向かっている。 ...

連日のようにセネガル代表FWの名前がニュースを賑わせていた。圧倒的なスピードでサイドをぶっちぎり、独特のドリブルでチャンスメイクを行える。昨シーズンは負けなしだったリバプールに初めて土をつけたのがワトフォードであり、その中心人物だった。ワトフォードは決して要求額を曲げず、支払い方法に関しても譲らず、交渉は決裂した。

この時点で、ディオゴ・ジョッタの移籍を報道しているメディアは見かけなかった。同じくウルブズ所属のアダマ・トラオレはかねてからアンフィールド移籍が過熱していたものの、ポルトガル代表については、ディオゴ・ジョッタの「デ」の字すら表には出ていなかった。

前日にはバイエルン・ミュンヘンからチアゴ・アルカンタラ獲得を発表しており、ワトフォードと粘り強く交渉を進めるのかに思われたが、スカウティングチームの動きは高速だった。チアゴ加入からわずか数日、いや翌日だったか、ディオゴ・ジョッタ加入の公式発表がなされた。300万ポンド(約4.2億円)のみが移籍日に発生した金額であり、残りの移籍金が分割で今後支払いが行われる予定だ。

当初の最優先で獲得が熱望されたイスマイラ・サールは、よりウィンガータイプ。サイドでは力を発揮できるが、ディオゴ・ジョッタほど得点力に期待はもてなかった。あくまで結果論でしかないが、これほど大きなインパクトを残していたとは考えにくい。

絶好調な状態だけに、今週末に控えるマンチェスター・シティ戦での大活躍にも期待が持てる。敵地に乗り込んでの一戦であるため、過去の戦歴から言ってマンCが有利である。しかし、そこに風穴を開けるかもしれない選手がディオゴ・ジョッタになるかもしれない…

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