ジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクらがベテランの域に差し掛かっており、前者は特に衰えが目立ち、契約が切れる来夏には退団見込みだ。最終ラインの強化を狙うリバプールは、この夏の移籍市場において、左利きのセンターバック獲得に動いていた。
チェルシーDFレヴィ・コルウィルの説得には失敗し、同選手は長期契約に合意。トッテナム・ホットスパーに移籍したオランダU-21代表DFミッキー・ファン・デ・フェンらの名前も浮上する中、スポルティングCPと新契約を締結したポルトガル代表DFゴンサロ・イナシオも候補のひとりと報じられてきた。
英『Anfield Watch』によれば、リバプールはポルトガル代表センターバックへの関心を継続しており、来年1月の移籍市場にも獲得に乗り出す可能性があるようだ。なお、新契約に合意したことで、契約解除条項の金額が上がっており、6000万ユーロ(約78億円)が必要となる。
チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでの経験も豊富で、リーガ・ポルトガル・べウィンでは “80” を超える試合に出場を飾っており、チーム内では絶対的なレギュラーになっている。2023年3月にはフル代表デビューを果たし、すでに3試合で2ゴールを奪ってきた。
リバプールだけではなく、マンチェスター・ユナイテッドやニューカッスル・ユナイテッドも狙っており、ポルトガル代表の左利きセンターバックを巡り、争奪戦が展開される可能性がある。
決して簡単な競争ではないものの、6000万ユーロであれば、十分に準備できる金額だ。それ以上の移籍金が必要になった場合、資金力で劣るリバプールに勝ち目はない。
はたして、ポルトガルからのステップアップが近づくゴンサロ・イナシオの未来はどこにあるのだろうか…?