シーズン開幕から好調を維持し、先制点を奪われながらも逆転勝利を多くの試合で収めてきたリバプールだが、ここ2試合で足踏み状態が続く。トッテナム戦は判定にも泣かされ、最後の最後に決勝点を献上してしまい、勝ち点すべてを明け渡した。
前節のブライトン戦もビルドアップのミスから先制点を奪われる展開にも関わらず、 “エース” モハメド・サラーの2ゴールで逆転に成功。後半は3点目のチャンスもあったがゴールならず、78分にフリーキックからゴールを決められ、勝ち点を分け合った。
2試合で勝ち点 “1” しか得られなかったリバプールに対して、同クラブOBのジェイミー・キャラガーは現状の布陣ではプレミアリーグ優勝は難しいだろうと語り、ミッドフィルダーとディフェンダーのさらなる補強を要求している。
「彼らがプレミアリーグという最大のトロフィーを獲得できるかどうか…それは難しいことだと思う。」
「リバプールは来シーズン、あと2、3人補強すれば、優勝を狙えるかもしれない。」
「リバプールにはセントラルMFのトッププレーヤーと、ディフェンダーがもうひとり欠けていると思う。1月であろうと夏であろうと、これらのギャップは埋められるだろうし、来シーズンはプレミアリーグを目指すためのより良い体制になると思う。」
大荒れだったトッテナム戦は審判団に敗戦させられた印象が強く、その判定の煽りを受け、カーティス・ジョーンズやディオゴ・ジョッタが出場停止。同試合で足首を踏まれたコーディ・ガクポも負傷離脱中と、効果的でなかった前線を変更できなかったのも、ブライトン戦での引き分けの要因にも思える。
すべてが中盤や最終ラインにあるとも思えないが、長いシーズンを戦い抜くためには、戦力アップは避けられない。元リバプールDFの発言に影響されることはないが、はたしてこの冬や来夏の移籍市場でどのような補強プランを展開するのだろうか…?