今年1月にオランダ代表FWコーディ・ガクポを獲得したリバプールは、移籍マーケットにおいて、3度連続でフォワードを補強し、最強フロントスリーからの世代交代を図っている。加えて、若きFWベン・ドークも台頭しており、プレミアリーグでも上位の破壊力のある前線を形成している。
ただし、モハメド・サラーにはサウジアラビアからの関心が継続しており、多額の移籍金とともに、チームを離れる日が近くやってきても不思議ではない。また、年齢も来年6月には32歳を迎えるため、その後継者を探さなければならない。
クリスチャン・フォルク氏(ドイツ人ジャーナリスト)によれば、リバプールはRBライプツィヒからさらなる補強を視野に入れており、同クラブでプレーするベルギー代表FWロイス・オペンダに関心を示しているようだ。
「RBライプツィヒは今、少しリラックスしているようで、来夏にはロイス・オペンダの契約解除条項はない。2025年から発動し、他で報じられている8000万ユーロ(約104億円)よりも少し高いと聞いている。」
「リバプールのようなクラブが彼に注目しているのは間違いない。彼らがRBライプツィヒの選手たちとほとんどポジティブな経験をしていることは、ドミニク・ソボスライで見てきたはずだ。」
「リバプールにとってメリットがあるのは明らかで、2つのクラブのスタイルが似ていることも注目に値する。」
Caught Offside
昨シーズンはランスでプレーしていた23歳フォワードは、リーグ・アンで38試合21ゴールと得点を量産。その活躍が認められ、ASモナコとの争奪戦の末に、若手育成に定評のあるRBライプツィヒに加入すると、ここまでブンデスリーグやチャンピオンズリーグで11試合5ゴール2アシストを決めている。
直接エジプト代表FWの後任になる選手ではなく、前線に厚みをもたせるための補強となる。ただし、センターフォワードにはダルウィン・ヌニェスやコーディ・ガクポがポジション争いを繰り広げており、現時点で優先すべきポジションではない。
フォワード陣の中では、右ウィンガーが最優先されるべきであり、左利きのウィンガーが最も適任だ。また、独ジャーナリストの言葉通りであれば、契約解除条項が有効になるまで時間があり、ドイツでどこまで結果を残せるかが同選手に課せられたタスクになりそうだ。
負傷癖が抜けなかったギニア代表MFナビ・ケイタは失敗に分類されるが、ソボスライとイブラヒマ・コナテが成功例。チーム戦術的には似ているレッドブル・グループから、リバプールがふたたび補強する日は来るのだろうか…?