リバプールに生まれ、2015年にアメリカに移るまでリバプール一筋でプレーした元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード。アンフィールドでは通算710試合186ゴール157アシストと脅威的な数字を叩き出し、記録と記憶に残るレジェンドとして名前が刻まれている。
セントラルミッドフィルダーを中心に、キャリアの終盤には守備的ミッドフィルダーにコンバートされ、ブレンダン・ロジャーズ監督のもとでプレミアリーグ制覇まであと一歩に迫った。チャンピオンズリーグではイスタンブールの奇跡の立役者となり、チームを栄冠に導いた。
イングランド国内のみならず、世界を代表するミッドフィルダーのひとりと認識されていたが、現役時代にチェルシーの選手として対戦経験を持つ元ナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケルは、同選手が最大の難敵だったと語った。
「プレミアリーグで最も手ごわい相手は、スティーブン・ジェラードだといつも言ってきた。」
「彼がリバプールの “10番” として、フェルナンド・トーレスを前線に置いてプレーし始めたときのことを覚えているかい?すごかったよ!」
「素早いし、技術的にも優れていて、強くて、パワフルで、タックルもできる。タックルのできる “10番” を見ているようだ。彼がそのポジションで長くプレーしなかったことは知っているが、対戦するのがとてもとても難しい選手だった。ディフェンダーとの間にスペースを見つける方法も知っていたんだ。」
「僕にとって、スティーブン・ジェラードはそういう選手だった。」
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