2022年7月にサレルニターナからアタランタに加わったブラジル人MFエデルソンは、今シーズンもチームの主軸に定着し、”60” を超える試合に出場。ヨーロッパリーグなども経験しており、イタリアに限らずに評価を高め、複数クラブからの関心を惹きつけている。
昨夏の移籍市場に続き、ミッドフィルダー陣の強化も噂されるリバプールが獲得を狙うクラブのひとつと報じられる一方で、同じくイングランドからアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドらも同選手の成長を見守っている。
イタリア紙『Gazzetta dello Sport 』によれば、トッテナム・ホットスパーとニューカッスル・ユナイテッドも24歳MFを巡る争奪戦に参加しており、この2クラブがレースをリードしているようだ。なお、セリエAからユベントスも獲得のチャンスを伺っているとも伝えた。
ユルゲン・クロップ監督が退任予定のリバプールにおいて、新指揮官のもとで選手の序列が変化する可能性は否定できない。ただし、アレクシス・マック・アリスターや遠藤航、ステファン・バイチェティッチに加えて、トレント・アレクサンダー＝アーノルドも中盤の底でプレーできる。
守備的ミッドフィルダー専門の選手こそ少ないが、チーム内には十分な競争が存在しており、来シーズンもそれは変わらない。補強を優先すべきポジションは、センターバックや右ウィンガーであり、ミッドフィルダー確保に多くの予算を充てるとは思えない。
可能性が出てくるとすれば、今季限りでの退団が濃厚となっている元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラの代わりに、新たなミッドフィルダーを迎え入れるプラン。
はたして、壮絶な獲得レースを勝ち抜き、リバプールは24歳ミッドフィルダーをアンフィールドに持ってくる未来はやってくるのだろうか…？