大怪我で長期離脱している32歳DFジョエル・マティプは、契約満了に伴い、今シーズン限りで退団が濃厚。21歳DFジャレル・クアンサーが台頭し、トップチームで継続的に好パフォーマンスを披露しているが、長く困難なシーズンを戦い抜くためにも、新たなセンターバック確保は優先度の高い課題だ。
エクアドル代表DFピエロ・インカピエや元イングランドU-21代表DFロイド・ケリー、ポルトガル代表DFゴンサロ・イナシオらに関心を寄せるリバプールだが、新指揮官候補のひとり、シャビ・アロンソが率いるバイエル・レバークーゼンに熱視線を向けている。
ドイツ紙『SportBILD』によると、リバプールは28歳DFヨナタン・ターの動向を追っており、バーゲン価格で獲得できる可能性があるようだ。2025年まで契約を結ぶ同選手だが、残り12ヶ月間には1800万ユーロの契約解除条項が設定されている。
フリートランスファーとまで至らずとも、ブンデスリーガで250試合を超えるプレー経験を持つ屈強なセンターバックは、プレミアリーグでのチャレンジにも前向きと見られ、リバプールにとってはビッグチャンスが巡ってきている。
バイエル・レバークーゼンの選手で、リバプールからの関心を抱かれているのは、ハンブルグ出身DFに限らない。前述したインカピエやドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ、オランダ代表DFジェレミー・フリンポンもターゲットとして報じられている。
もしもシャビ・アロンソ監督がアンフィールドで指揮を執ることが決まれば、現在のクラブから引き抜きを検討するのは当然であり、選手の入れ替えが実施されても不思議はない。
はたして、マティプに代わり、ヨナタン・ターがリバプールに加わる未来はあるのだろうか…?