昨年の夏に補強したミッドフィルダー陣が活躍し、若手選手の台頭もあり、昨シーズンの不調から調子を取り戻したリバプール。怪我人が続出しているシーズン中盤戦にも総力戦で勝ち点を得てきており、プレミアリーグでも三つ巴の首位争いを繰り広げている。
この夏には、ユルゲン・クロップ監督も去り、来シーズンは新体制で臨む。ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)によると、リバプールは来季に向けた補強プランを練っており、ウィンガーとセンターバックがそれぞれ加わる可能性があるようだ。
「ウィンガーに注目していると思う。彼らが補強する可能性のあるポジションだ。」
「彼らは何人かの選手を追いかけ、スカウトを送り込んでいるからね。イングランドに限らず、他の国からの獲得もあるかもしれない。」
「例えば、イングランドで多くのクラブが評価している選手はペドロ・ネトだ。リバプール、アーセナル、トッテナム、多くのクラブが長い間彼をスカウトし続けている。」
「リバプールはウィンガーの海外市場も追っているため、注目すべき選手の一人かもしれない。そして、新たなセンターバックもね。」
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32歳DFジョエル・マティプがこの6月で退団濃厚で、フィルジル・ファンダイクもベテランに差し掛かっている。イブラヒマ・コナテやジョー・ゴメス、ジャレル・クアンサーらが控えているが、長く険しいシーズンにおいて、盤石なセンターバック陣を揃えたいところだ。
一方で、エジプト代表FWモハメド・サラーにサウジアラビア移籍の可能性が燻る。年齢も32歳が近づいており、世代交代が避けられない。とくに、左利きの右ウィンガーが理想的な人物像で、伊ジャーナリストが証言している通り、ウルブスFWペドロ・ネトは理にかなった補強になるだろう。
いずれにしても、新たな体制が決まらない限りは走り出さないであろうリバプールの今夏の補強戦略だが、来シーズンはどのような陣容で迎えることになるのか…?