2年前のカラバオカップ同様に、今年もファイナルの舞台で好セーブを連発し、延長戦の末に今シーズン初のタイトルを掲げたアイルランド代表GKクィービーン・ケレハー。アリソン・ベッカーが負傷離脱していることもあり、最近はプレミアリーグでも出番を得ている。
ただし、あくまで正守護神はブラジル代表GK。25歳になったコーク出身GKもイングランドのトップリーグでスタメンを張れるだけの実力を有するが、31歳の世界的なゴールキーパーの総合力には及ばずに、昨シーズンはチームの不調もあり、わずか4試合のみの出場に留まっていた。
レギュラーGKの負傷やチームのパフォーマンスに影響を受ける現在の状況をあまりよく思っていないのが、現役時代にはミドルズブラやフラムで活躍した元オーストラリア代表GKマーク・シュウォーツァーだ。大ファンであることを明かしつつも、別のチームに移るべきだと語った。
「(クィービーン・)ケレハーは本当に素晴らしかった。そして、私は彼の大ファンだし、もしリバプールで出場できないのなら、どこかに行ってレギュラーとしてプレーする必要がある。それほど良い選手なのだから、他の場所でプレーしてほしい。」
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昨夏の移籍市場では、ブライトンやブレントフォードらプレミアリーグのクラブが獲得を狙っているとも噂が流れ、いまはスコットランドのセルティックが、元イングランド代表GKジョー・ハートに代わる守護神として、アイルランド代表GKに狙いを定めているとの報道も。
一方で、リバプールが要求する移籍金が予算を上回っているとも言われており、実際に獲得に動き出すかは分からない。レッズも安定感抜群な信頼できるゴールキーパーを安く手放すつもりはなく、2000万ポンド以上に金額を設定している。
また、最近の活躍からも移籍金を吊り上げる可能性もあり、アンフィールドからの退団は遠のくかもしれないが、はたして…!?