2022年の冬、トッテナムとの争奪戦の末にリバプール加入を果たしたコロンビア代表FWルイス・ディアス。加入直後からチームに馴染み、あたかも何年も在籍していたかと見間違えるほどの連携力を見せ、ここまで85試合22ゴール13アシストと数多くの勝利に貢献してきた。
一時期、コンディションを崩しキレを失っていたが、いまも重要なメンバーだ。今シーズンは負傷者が相次ぐ中、すでに38試合に出場を果たしており、スピーディかつ切れ味鋭いドリブル突破で、左ウイングからチャンスを作り続ける。
27歳ウィンガーに対しては、真意こそ不明だが、バルセロナが熱視線を送っているとの噂が流れていた。そして、海外メディア『El Heraldo de Colombia』によると、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長と、同選手の代理人であるカルロス・ファン・ストラーレン氏が話し合いを行ったようだ。
今回の会談は、スペインのクラブが獲得に必要となる金額を確かめるために設けられた。ところが、コロンビア代表の代理人により、レッズからの要求額は1億4000万ユーロであると通達されると、獲得に向けた動きをストップさせた。
カタルーニャのクラブの財政状況を考えると、現在の価格で交渉が開始されることは考えにくく、別のターゲットに関心を移さなければならない。
リバプールからしても、2027年6月まで契約を結ぶレギュラー格を簡単に手放すわけもなく、売却する必要性にも駆られていない。年齢的にも27歳とキャリアの絶頂期を迎えており、来シーズンもゴールに、アシストに暴れてくれるはずだ。
はたして、バルセロナはそれでも元ポルトFW獲得に固執するのだろうか…?